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プロフェッサー 札幌国際大学
人文学部 心理学科 教授 橋本 久美臨床心理学 -
ナビゲーター ゼミ生さん ※学年は取材当時
研究内容を 大まかにまとめると
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普段の脳波の状態とゲーム中では脳内の動きがどう違うのかを分析します。
脳波は人によって違いが大きく、それぞれの脳波パターンは個人の性格にどこか似ています。例えば、心配性の人はベータ波(速波)が、内向的な人はシータ波(遅波)がそれぞれ多いことがわかっています。精神コントロールが上手な人ほどアルファ波がたくさん出る傾向があります。また、特定のひらがなを探す課題や、色と文字が異なる心理的な混乱が起きるような課題をすると、ストレス波と呼ばれるベータ波が出てくる人もいれば、ほとんど動きのないパターンの脳波が出る人もいました。デジタルゲームでは皆「楽しさ」を追求しますが、依存症傾向の人は、はたして簡単に「楽しさ」を感じることができるのかを脳波から調べてみたいと思います。