研究内容を 大まかにまとめると

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弱いvan der Waals力により分子が結合した集合体、分子クラスター、は構成分子数が有限であるため気体や液体・固体とは異なった状態にあり、特有の性質をもちます。このためクラスターの物性の研究は新しい機能性材料の開発につながる可能性があります。本研究室では、数個の分子が集合したvan der Waals錯体の高分解能赤外分光を行うことにより、その構造や分子間ポテンシャルを決定しています。

上の研究の応用として、最近環境問題として取り上げられてきている揮発性有機化合物(VOC)について、赤外分光などを利用した小型センサの開発を行っています。大気汚染物質である揮発性有機化合物の簡便なセンサの開発を目的として、トルエンの種々のフィルタあるいはナノ孔ガラスへの吸着を小型赤外分光器や小型近赤外分光器を用いて調べ、トルエンの気相濃度を測定する方法を調べています。

van der Waals錯体の構造などの量子化学計算を行い、実験結果と比較してvan der Waals錯体特有の性質について研究しています。最近では、共鳴のあるvan der Waals 錯体(CO2)2、(N2O)2、(OCS)2の構造と振動数の量子化学計算を行いました。分子間自由度についての2次元振動波動関数を計算することにより、錯体形成によるバンドオリジンのシフトを計算し、報告されている測定値と比較しています。

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