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言語は、使う人の立場や使われる場所によって表現やニュアンスが微妙に変化します。例えば、会社における上司と部下の関係や、学校における先生と生徒の関係。さらに、イギリスのように階級制度が残る国では、話者の階級によっても使用される言葉は異なります。そうした言葉の差異を分析していくのが、「社会言語学」という分野なのです。

ゼミでは、海外の映画や広告、ニュースなどさまざまなメディアにおける英語表現の意味を読み解き、その言葉の裏に込められた意味を掘り下げていきます。例えば、アメリカ大統領選の勝利演説。オバマ元大統領とトランプ現大統領のスピーチに使われている英語表現を比較してみると、オバマ氏の英語はやや難解な表現を用いているのに対し、トランプ大統領は平易な英語表現を使用しています。このように、ひとくちに「英語」と言っても、伝えたいメッセージやターゲット層によってさまざまな表現が存在するのです。言葉の内外に込められた意味を探り、その言葉が使われている社会背景まで調べてみると、言語学の奥深さにきっと気づくはずです。

ゼミではそれぞれの学生が独自にテーマを持って研究を進め、その成果を持ち寄ってプレゼンテーションやディスカッションを行っています。「社会言語学」の学びを通じて学生たちに身につけてほしいのは、状況に応じて的確な言葉を使う力。どんな表現をすれば自分の気持ちを伝えることができるのか、相手に嫌な思いをさせずにコミュニケーションが取れるのか。こうした能力は、社会に出てからもきっと役に立つはずです。

※「ヨムミル」にはほかにも学生インタビューなどを掲載しています。ぜひご覧ください。
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