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プロフェッサー 天理大学
体育学部 体育学科 山本 大輔体育学/スポーツバイオメカニクス/パフォーマンス分析 -
ナビゲーター 4年生 竹村 龍星さん ※学年は取材当時
研究内容を 大まかにまとめると
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スポーツバイオメカニクスが競技や指導に果たせる役割を考えてみる
競技者や指導者として、自身や生徒の動きを効果的に改善する能力を身に付けるためには、客観的に動きを観察・評価して問題点を明らかにしたり、改善方法の選定や計画を立案したりする力も必要となります。スポーツバイオメカニクスでは様々な運動を力学的な視点から眺め、客観的な指標を使って分析・評価することで動きの特徴や法則性を探っていきます。この研究分野は、客観的なデータをもとに「根拠を持ったトレーニング」や「説得力のある指導」を行う力を身に付けるための一端を担っています。実際にどのような場面で役立てられているのか、具体例も取り上げながら学んでいきます。
興味を持った運動を対象に実験し動作解析を行ってみる
動作分析にはビデオカメラで撮影した動作映像を利用する画像分析法や、モーションキャプチャーシステムを用いる方法などがあります。ゼミ活動の中では動作分析を行うために必要となる実験設定の注意点や動作分析ソフトの扱い方などに関する基礎知識を身に付けていきます。そして、自身がこれまで行ってきた競技や興味のある動きを取り上げて実際に実験や分析をします。
科学的な視点から現場に活かすことができるエビデンスを探る
実際に自身で行った分析を通じて明らかにしたことは、他者から聞いたこと以上に深く理解することができます。ゼミではその内容をまとめるだけでなく、互いに発表したりディスカッションしていくことで違った視点からの気づきも得ながら、さらに対象とした運動の理解を深めていきます。そして、自身の問題点や今後どのようなことに取り組む必要があるのかを整理するとともに実践し、競技や指導の現場に活かすことのできるエビデンスを探求します。