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プロフェッサー 天理大学
国際学部 外国語学科スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻 北森 絵里文化人類学・ブラジル研究 -
ナビゲーター ※学年は取材当時
研究内容を 大まかにまとめると
研究内容を もっと詳しく!
ブラジルの音楽文化を材料にして、ブラジル文化を研究します。
音楽は楽しむためのものであって、それを研究の対象にすることは可能なのか、という疑問は多くの人が持ちます。しかし、ブラジル、そしてラテンアメリカの国々では、音楽は、人々の意見や考え方を訴えるための重要な表現方法です。このゼミでは、ブラジルの様々な時代の様々なジャンルの音楽を、その時代背景やそれを創造した人々のことを詳しく知ることを通して、ブラジル文化がどのように成り立ってきたかを研究します。
ブラジルの音楽文化は、ブラジル社会の成り立ちと切り離せないことを学びます。
このゼミでは、様々な時代・地域・人種が創造してきたブラジルの音楽文化を知ることを通して、ブラジル社会の成り立ちを研究します。ブラジル社会は貧富の格差の大きい社会であることは知られていますが、そのことを音楽文化から理解することができるのです。格差の大きい社会を生きる人々は、その暮らしや人生を音楽の中でどのように表現しているのだろうか、といった課題を研究します。
習ったポルトガル語を活用して、ブラジルの生(ナマ)の情報・資料を理解します。
ゼミでは、日本語に訳された資料だけではなく、授業で習得したポルトガル語を活用し、ポルトガル語で表現されている一次資料の理解に挑戦します。容易に理解することが難しい「ナマ」のポルトガル語資料ですが、自分の力で読んで聞き取ることによって、音楽の中で表現される人々の「声」に少しでも迫りたいと考えています。