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我々人間は、思考活動を行う際に言語を使用します。言語というフィルターを通じて思考活動を行っているのです。使用する言語が異なると、現象や事物の捉え方に違いが現れることがあります。例えば、授受表現を例にしてあげると、日本語の場合は「あげる、くれる、もらう」という3つの動詞によって表されますが、韓国・朝鮮語の場合は「주다(cwu-ta)、받다(pat-ta)」という2つの動詞によって表されます。「韓国・朝鮮語演習(言語学分野)」というゼミでは、韓国・朝鮮語の持つ特徴について考察することを通じて、韓国・朝鮮語というフィルターを通じて認識することができる世界観を理解することを目標としています。

このゼミでは所定のテーマに関連する様々な先行研究を熟読し、その内容について学生に発表してもらいます。テーマは学期ごとに異なりますが、例えば、韓国・朝鮮語の敬語法や文構造に関するものを扱います。ゼミに参加する学生の各自には、先行研究で述べられている見解を批判的かつ冷静に見つめ、その見解の妥当性について自分の考えを持つ姿勢をまずは養ってもらいます。先行研究の見解をただ単に受け入れるというのではなく、その見解に賛成しても反対しても良いからその理由をきちんと示すことができるようになってもらいます。

学期末の課題として、ゼミの参加学生には所定のテーマに関連したレポートの提出を義務づけています。レポートには必ず自分の意見を書き示してもらうことになりますが、この時、データに根拠を置いた考察を必ず実施してもらいます。レポートは感想文ではなく、所定のテーマに関する現象について考察し、そこから導き出された自分の意見を示すためのものです。新聞や小説、そしてドラマのシナリオ等から韓国・朝鮮語の例文を収集し、その例文を考察するという過程を通じて、客観的かつ説得力のある独自の意見を示すことが大事です。ゼミを通じてこのような訓練を行い、卒業論文を執筆する際の基礎的な力量を育むことに目的を置いています。

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この研究室があるのは

外国語学
2021.04