研究内容を 大まかにまとめると

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電気・電化製品に金属接点やコネクタなどを介さずに電力を送電できる「無線電力伝送アンテナシステム」の技術は近年需要が高まっています。たとえば電気自動車の場合、無線電力伝送の技術が広がると走行中の充電が可能になります。すでにワイヤレス給電が可能な電気自動車の開発も本格化しており、イギリスでは、道路に埋め込んだ送電コイルから電気自動車に充電できる「充電レーン」の実証実験も始まっています。日本でも実用化をめざして同様の研究が行われています。近い将来、部屋に入るだけでスマートフォンが充電できる日も来るでしょう。コードレス化の社会を実現するために欠かせない無線電力伝送技術の応用について研究しています。

人体通信は人体を伝送媒体として扱い、通信を行う次世代の通信技術です。人体通信の中でも人体の周りに存在する電界を利用して通信する電界方式による検討が進められており、数百kHzから数十MHzの周波数の搬送波を用いると通信が安定することが確認されています。また、近年高齢者の見守りや侵入者検出用途としてマイクロ波を用いた人体のバイタルセンシング技術が検討されています。当研究室では、人体通信における人体の姿勢や部位を変えた場合の電界強度の変化に関する検討や、アレーアンテナによる人体のバイタル信号検出技術について検討を進めています。

超広帯域(Ultra Wideband: UWB)システムは高速無線通信への利用だけでなく、レーダ、測位、BAN(Body Area Network)など、様々なアプリケーションへの応用が検討されています。移動体通信では、周波数利用効率を上げるために信号伝送を同一周波数帯域で同時送受信するFull Duplex MIMOシステムで超小型なアンテナ構成を実現するため、誘電体基板上に形成した平面型UWBモノポールアンテナにショートスタブを装荷した構造のアンテナや、Full Duplex MIMOにおける携帯端末のアンテナ選択方式による端末間干渉を抑圧する方法について検討しています。

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2021.03