研究内容を 大まかにまとめると

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国境を越える人の移動が多様化する中で、日本を含む世界がどのように複数の文化やアイデンティティを持つ人々から構成されているかということを学び、多様性が豊かさを意味するような「多文化共生社会」のあり方について学んでいます。特に最近は、ジェンダーやインターセクショナリティ(交差性)といった視点を重視しています。

フェリス女学院大学のある横浜・神奈川は、さまざまな多文化共生の現場でもあります。横浜市内の多文化なまちである鶴見や伊勢佐木町、寿町などの街歩きやエスニック・レストラン探訪、朝鮮学校の学園祭への参加、外国につながる子どもへの学習支援サポーター活動などを通して、多文化共生のリアリティに触れます。また留学生をはじめとする海外の学生との交流も積極的に行っています。

外国につながる子どもたちの教育、外国籍住民の社会的権利の充実、移住女性の地位向上など多文化共生社会の実現のために必要なさまざまな社会的課題があります。その解決のために、フィールド調査やインタビュー調査により、実際にそこに生きる人々の「声」に耳を傾け、ゼミでのディスカッションを通して考えていきます。

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2023.02