研究内容を 大まかにまとめると

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従来の作業療法は、病院において、疾病のために生じた障害を回復させる訓練を重点的に行ってきましたが、近年は、障害があっても地域において、健康で幸せに暮らすことをサポートするために、ご本人が主体的に健康行動が行えるよう、黒子となって、間接的にサポートすることが重要になっています。
田島研究室でも、住民運営の通いの場(高齢者の憩いのサロン)で、地域に暮らす高齢者の皆さんが、主体的に、継続的に、楽しく集えるようなサロンづくりを行う際のお手伝いをする作業療法士の役割について検討をしました。

学校では、成績が良かったり、スポーツが得意だったりすると、皆から一目置かれたりします。社会にでてからも、何かができることで、収入が増えたり、社会的な地位が得られたりします。社会は人の能力に高い価値を与えます。リハビリテーションも対象者の能力の再獲得を目指しますが、その価値観は、障害や病が残り、介助が必要な生活になる人の存在価値を低めることにもつながります。誰もが健康で幸せに暮らすためのサポートをするのがリハビリテーションの仕事です。ですから、より良いリハビリテーションのために、社会の価値観を見直す研究も必要なのです。

作業療法では生活行為全般を作業と定義しており、対象者が肯定的な意味や価値を持つ作業の再獲得をサポートします。つまり作業療法は、対象者の生きがいを支援する仕事なのです。田島研究室では、障害や病を経験した人たちに、障害や病に対する気持ちや行う作業の変化をインタビュー調査しました。結果から、コミュニティのなかで仲間や家族とともに行う意味や価値のある作業機会を作り出すことで、自分らしさを再構築していることがわかりました。作業療法では、人の主観的側面に光を当てて、作業が人に与える意味や価値を探究し、対象者の生きがいにつながる作業療法を目指します。

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この研究室があるのは

作業療法学