研究内容を 大まかにまとめると

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生存権という権利を保障する権利思想が社会福祉を生み出している福祉原理です。しかし、権利は法によって実現し、法は正義を実現するためにあります。よって、正義が福祉原理の根源にあります。正義とは「各人に各人のものを配分しようとする意思であり規範」です。しかしこれだけでは、心の通った支援(福祉)にはなりません。正義のさらに根源にある福祉原理があります。それを歴史、哲学、宗教、神学の知見を援用し解明することが、現在の研究テーマです。

政治、経済、文化が変われば社会福祉のあり方や水準(質)が変わってしまいます。それでは、社会福祉が実現しなければならないことが実現できません。いま求められていることは、政治、経済、文化の状態が変わっても、あるべき社会福祉の質を確保しつつ、それだけではなく、政治、経済、文化の変化に影響を及ぼすことができる社会の中の「独立変数としての社会福祉」です。この根拠となる原理と本質を解明することが、現在の研究テーマです。これは上記の原理研究と連動しています。

「誰もが心身の障がいをもちたくない」という意味で、心身の障がいは肯定的には理解されていません。しかし、自らが障がいをもち、周囲の人から価値が低いかのように思われたり、その存在を認められていなかったら、とてもつらいことです。誰もが障がいをもったり、認知症になったりします。今はまだ、十分に理解されていませんが、私は、心身の障がいにも固有な役割があると思っています。それを含め、どうすれば心身の障がいを心底肯定できるのか。その考え方(思想)を明らかにすることが3つめの研究テーマです。

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