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プロフェッサー 城西大学
理学部 化学科 鈴木 光明構造有機化学/フラーレン/有機結晶 -
ナビゲーター 修士2年 内田 勝也さん ※学年は取材当時
研究内容を 大まかにまとめると
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様々な金属内包フラーレンを含む煤を炭素ロッドから合成します。
1991年に金属内包フラーレンは発見され、最も効率よく合成できる方法として、アーク放電法が知られています。フラーレンケージの中に内包させたい金属の酸化物を含有させた炭素ロッドを準備し、それを電極としアーク放電させることで、目的とする金属内包フラーレンを含む煤(すす)が得られます。
有機溶媒の中で煤を加熱還流し、金属内包フラーレンを抽出します。
得られた金属内包フラーレンを含む煤を有機溶媒中で加熱還流し、有機溶媒に溶ける成分を抽出します。抽出が終わると、ろ過し、フラーレンと金属内包フラーレンを含む抽出液の完成です。金属内包フラーレンは酸化されやすいので、手際良く作業する必要があります。
HPLCという装置を使って、金属内包フラーレンを分離します。
フラーレンおよび金属内包フラーレンを分離するために作られたシリカゲルカラムを使用して、高速液体クロマトグラフィー装置(HPLC)で分離していきます。単離できた金属内包フラーレンについて、構造・物性について調べています。