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プロフェッサー 城西大学
現代政策学部 社会経済システム学科 土屋 正臣文化政策、文化資源学 -
ナビゲーター ゼミ生さん ※学年は取材当時
研究内容を 大まかにまとめると
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世界遺産「富岡製糸場」周辺調査を通じて、文化遺産の保護と観光の関係を考える。
富岡製糸場が世界遺産登録されてから、富岡の街は結果的に観光地化が進んでいます。観光地化によって、地元自治体の富岡市や富岡市民は、どのように観光地化を捉えているのか、関係者のインタビューを行いました。その結果、必ずしも大勢の観光客が訪れるマス・ツーリズムが地元の人々に望まれている訳ではなく、ゆっくりと時間をかけて地域の人々と観光者とが交流できる観光が、模索されていることが分かりました。
伝統工芸×観光を実体験から考える
伝統工芸は、それ単体で成り立っているわけではなく、地域の歴史や生業と複雑に関連しあって成立しています。石川県小松市にて伝統工芸(竹の箸づくり)と観光を組み合わせた体験を通じて、地域の全体像を捉えるとともに、伝統工芸の継承と観光の循環を議論しました。