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プロフェッサー 城西大学
古屋 牧子公衆衛生学 -
ナビゲーター 4年生 友部 陽子さん ※学年は取材当時
研究内容を 大まかにまとめると
研究内容を もっと詳しく!
ヘルスケアアプリ開発に携われる⁉
システム開発会社との共同研究によるヘルスケアアプリケーションソフト(ヘルスケアアプリ)の開発が進行中です。現在はアプリを介して、おもにがん患者さんに向けて体調管理に関する有益な情報を提供・発信しています。研究によって得られた知見を広く社会に発信し人々の健康維持に貢献することを目的としています。近い将来、「みらいの管理栄養士(管理栄養士のたまご)」である学生によって、AIを搭載した「みらいの管理栄養士」が誕生するかもしれません‼
「薬」・「サプリメント」・「病態」・「身体データ」など個人にあった情報提供
薬は病気を治療するために不可欠なものの1つですが、毎日の食事によって、薬の効果が弱くなってしまったり、強くなってしまったりする(食品と医薬品の相互作用)場合があります。また、サプリメントやハーブなども薬もしくは食品と相互に影響する可能性があります。効果的な治療を行うためにも、薬などに配慮した食事が重要です。他にも、食を通じた健康管理をする上では、病気の状態(病態)に対応した食事(例えばがん患者さんの味覚障害)、体重などの身体測定データに基づいた食事などが重要です。これらに適切に対応したメニューを開発し、さらに料理へのコメントを加えるなど、ひとりひとりにあった情報提供を心がけています。
世の中の最新情報もキャッチ‼
アプリを取り巻く状況は、日々目まぐるしく変化しています。そこで、今どのようなヘルスケアアプリがあるのか、どのように利用されているのかなどについて文献(論文)やWeb上で調査しています。また、アンケート用紙を作成し、大学内の数多くの学生にも協力してもらい、ヘルスケアアプリの利用有無や目的など実際の利用実態についての調査も行っています。これらの調査結果を学会等で発表するとともに、より使いやすいアプリの開発へ繋げています。