研究内容を 大まかにまとめると

研究内容を もっと詳しく!

西嶋研究室は、運動器の構造と障害に関する研究を行っています。運動器とは、関節を動かす際に使われる筋肉や動きを制限するための靭帯などのことです。これら運動器にはそれぞれ役割があるため、私たちは筋肉や靭帯がどのように存在し、身体を動かすことによる変化に注目して学びます。さらに、運動器は損傷することで動きが制限されますから、痛みや異常を生じる構造について、ゼミの仲間とディスカッションします。痛みの原因や関節可動域検査など、臨床実習で経験する検査や情報収集の方法を学ぶことができます。実際に臨床場面を想像しながら、対象者の障害を自分たちで考察できるようにする力を養っていきます。

運動器の構造と機能は、超音波エコーを用いるとリアルタイムでの動きを観察することができます。超音波エコーは、CTやMRIといった身体内部を観ることのできるほかの機器と唯一違う点が、リアルタイムで観察できることです。これにより、実際に運動するときにどの筋肉や靭帯といった運動器の動きを観ることができ、より具体的に知ることができます。筋や骨の勉強をして構造を理解したうえで観察することは楽しいですし、筋の位置関係や筋収縮の様子を確認出来て面白いです。この超音波エコーを用いて、痛みや足関節可動域制限の原因を探るなど、画像を読み取ることができるようにもなります。

高齢者の体力向上プログラムの開発として「タオルであしゆび体操」を企業と共同研究を実践しています。健康寿命の延伸を目指した予防的理学療法の活動で、研究室の先輩たちの研究課題を引き継ぎ、足指でタオルを手繰り寄せるための専用タオルを製作しました。運動は継続することが大切で、運動の手引書と記録の手帳を作成し体操を続けることを動機づける工夫を発信しています。さらにバランス機能に着目すると足趾圧迫力という足の指で地面を押す力も重要ですから、インソールを工夫して圧迫力の体操用具を製作しています。この体操が地域の高齢者の方の健康を維持向上するために、体操の標準値づくりも課題として継続しているところです。

つぶやく!
2021.07