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プロフェッサー 東海大学 札幌キャンパス
国際文化学部 地域創造学科 早川 渉映像デザイン、地域活性化とデザイン -
ナビゲーター 研究室生さん ※学年は取材当時
研究内容を 大まかにまとめると
研究内容を もっと詳しく!
映像デザインによる地域の魅力発信の可能性を探る
地域活性化のための動画制作・研究を行っています。2018~19年度には札幌市からの委託研究を行い、2年間四季を通じて札幌市南区の景勝地 「石山緑地」「札幌芸術の森」「豊平峡ダム」「国営滝野すずらん丘陵公園」「定山渓温泉」「札幌藻岩山スキー場」をドローンによる4K動画・360度動画を撮影し、その動画を札幌市南区の魅力発信するためのツールとして使用しました。動画の視聴によって地域の魅力がどう伝わるのかを映像自体の表現特性などを踏まえながらその効果も検証しました。今後は新規に開発される技術を意識しつつ、映像の特性を音声的な視点も含めた広い領域で進めていくのが重要であろうと考えています。
アナログツールとしての「フリーペーパー」の魅力とは?
「S A N(South Area Network)+」という、札幌市南区の魅力を発信するフリーペーパーを学生たちのプロジェクト(地域連携プロジェクト)と一緒に発行しています。2023年3月に発行された最新号で通算20号になりました。記事の企画からアポ取り、取材、撮影、執筆、誌面編集までの全てを学生が行っています。プロジェクトではアナログツールとしてのフリーペーパーとともにS N Sやwebサイトなどのデジタルツールによる発信も行っており、幅広い視点から魅力発信の効果的な方法をを日々研究しています。
札幌国際芸術祭や南区芸術祭(ミンナミニイク ミナミナク)を盛り上げる!
札幌市では「札幌国際芸術祭」が2014年から3年おきに開催されています。また2022年には札幌市南区で区政50周年を記念して「南区芸術祭2022(ミンナミニイク ミナミナク)」が開催されました。私たちの研究室では、地域を活性化させる起爆剤となり住民のシビックプライドの醸成にも関わりの深いこれらの芸術祭に積極的に関わります。ただ参加するだけではなく他の地域で開催されている様々な芸術祭にも足を運び、事例研究とともに地域活性化に繋がる芸術祭のあり方を研究・模索しています。