研究内容を 大まかにまとめると

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臨床検査は、病気の診断に欠かせません。また、臨床検査技師は、正しい検査結果を医師や患者さんに提供することが第一の使命です。しかし、正しい検査結果が得られない『臨床検査の落とし穴』があります。その原因は様々で、患者さんの血液や尿に含まれる別の物質や服用した薬などが邪魔をし、臨床検査薬と正しく化学反応をしないこともあります。私達は、このように正しい検査結果が得られない場合に、➀原因物質を特定する、➁正しい検査結果を得る方法を確立することを研究しています。そのため、実際に北海道内の臨床検査室が直面した『臨床検査の落とし穴』の症例に対応し、正しい検査結果を提供できるようにサポートしています。

臨床検査の理想は、”世界中のどの病院に行っても同じ検査結果が得られ、同じ評価をされること”です。しかし、現状はそうではありません。隣の病院に行けば、違う検査結果を、違う基準範囲を使って、正常か異常かを判断しています。これは、各検査室で使っている臨床検査薬や検査機器の違い、そして測定プロセス(手順や方法)の違いなどが原因です。我々は、測定プロセスによる検査結果の違いについて研究を重ね、正しい検査結果が得られる手順や方法を模索しています。この研究のゴールは、私達が発見し定めた測定プロセスを世界中の検査室で利用してもらうことで、世界中の臨床検査室で同じ検査結果を患者さんに提供することです。

私達のゼミでは、臨床検査の問題点を、文献から探すだけではなく、臨床経験の豊富な先生や現場の技師さんから伺うことで、リアルさを感じながら研究に向き合うことができます。また、病院などにもある検査機器で研究ができること、学生主体の研究活動、そして先生との距離も近く何でも言い合える関係性など、学びやすい環境が揃っています。さらに、研究テーマが現場の実情に沿っているため、研究で得た知識・技術が卒業後の臨床検査業務に直結し、研究を通して臨床検査のプロフェッショナルに近づいている実感も持てます。また、臨床検査技師会の学術集会で、研究成果を発表するという目的も、卒業研究の最大のモチベーションとなっています。

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2024.05