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医学の父、ヒポクラテスは「汝の 食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」という言葉を残しています。また、東洋には薬食同源という言葉があります。科学が発展した現在、食べ物の中に含まれる成分は全部わかっていると思っていませんか?実は、食べ物に含まれている成分はまだまだわかっていません。食べ物には栄養素の他、ヒトの身体に何がしかの影響を与える成分と何も影響を与えないであろう成分がたくさん含まれています。当研究室では、薬学、農芸化学、栄養学の視点を融合させ、どの食品成分がどのように身体に吸収され、ヒトにどんな影響を与えるか、分析化学や分子生物学的手法を用いて研究し、人々の健康に役立つ基礎研究をしています。

トウガラシ=辛い!というイメージと同時に、トウガラシは代謝アップやダイエットなど健康に役立ちそうなイメージを持つ方も多いと思います。トウガラシに含まれる辛くない成分にも、身体の働きを調節する成分が含まれていることがわかっています。当研究室では、実際に様々な品種のトウガラシを栽培して、身体の機能を調節する成分がトウガラシ内で合成されるメカニズムを探り、有用成分の大量生産に繋がる基礎研究を行っています。

私達の身体はたくさんの種類の細胞が集まってできています。例えば、肝臓は肝細胞、脂肪は白色脂肪細胞や褐色脂肪細胞、骨は骨芽細胞、破骨細胞などそれぞれの組織ごとに異なる細胞があります。これらの細胞は、身体の中で同じ細胞へ分裂することはあっても別の細胞に変わることはありません。一方、身体の中で複数の細胞になる大元の細胞「体性幹細胞」も存在します。例えば、間葉系幹細胞は骨、軟骨、脂肪、筋肉の細胞の元になります。例えば、年を取ると脂肪が増えて、骨が減りやすくなります。当研究室では、脂肪細胞になろうとする間葉系幹細胞を、骨細胞に誘導する成分を探し、老化や病気を予防するための基礎研究をしています。

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