研究内容を 大まかにまとめると

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私たちの研究室では、「質的研究」という新しい方法を用いています。この研究方法では、よく用いられている「数値」ではなく「言葉」をデータにするので、数値では明らかにできないことがわかります。例えば、ストレスを管理するための方法には、1.ストレスを感じなくする、2.ストレスをお菓子を食べる以外の方法で解消する、3.ストレスを解決する、などが分かっています。新しい研究方法なのですが、人が解析装置なので、とても根気のいる作業です。しかし、よく考えることが必要なので、考察力・洞察力が磨かれています。

国立がん研究センターの統計では、日本の2019年のがん罹患数予測は約101万7千200例(男性57万2千600例、女性44万4千600例)と予測され、2018年のがん統計予測(約101万3千600例)と比較すると、男女計で約3千600例増加である。病院を退院して自宅療養されている人が自宅で栄養・食事をどのようにとったらよいか不安を持たれている人がいる。特に低栄養予防の観点から医療施設での栄養・食事指導を補完するとともに少しでも不安払しょくに繋がることを目標にメニュー開発を通じてアプローチしていく。

利用者のお宅や入居施設を訪問し、正しい服薬方法を指導したり、お薬の適切な管理を行う“訪問薬剤管理指導”は薬剤師によって行われている。そして、管理栄養士はというと、在宅訪問での食事指導を行う“在宅訪問管理栄養士”が存在する。特に、高齢夫婦のみでの食生活になるとお肉やお魚を食べる頻度が低下し、身体に必要な特に筋肉の源となるたんぱく質の摂取量が低下したりと、栄養不足や栄養の偏りが起こってくる。高齢者では、お薬を処方されている方も多く、薬剤師と管理栄養士が協力して、利用者の生活をサポートしていく。

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2024.03