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私たちが暮らす日本列島の西には朝鮮半島があり、南に大韓民国、北に朝鮮民主主義人民共和国という二つの国があります。日本語では朝鮮民主主義人民共和国のことを「北朝鮮」と呼びますが、大韓民国のことを「南朝鮮」とは呼びません。なぜでしょう?
大和の地で『万葉集』が生まれた頃、新羅という国はあっても、韓国や朝鮮という名前の国はありませんでした。「韓国」や「朝鮮」はいつ生まれたのでしょう?「日本」という国が生まれたのはいつのことだったのでしょう?そもそも「日本」とは何ですか?「日本人」とは何ですか?
歴史学というツールを使って、いまの世界を読み解いていきます。
(写真は韓国側から見た北朝鮮の山々)

私たちは学校で「歴史」を勉強してきました。その「歴史」は誰が書いたものなのでしょう?誰にとっての歴史なのでしょう?
人類は昔から戦争をくり返してきました。戦争に勝った人がいれば、負けた人がいます。「勝った」という言葉を使って歴史を書くのは勝者です。「負けた」という言葉を使って歴史を書くとき、それは敗者にとっての歴史です。
歴史は「作られるもの」。歴史を研究するとき、私たちはまず、その歴史が誰によって書かれたものなのかを考えることから始めます。
(写真は韓国にある独立記念館の展示の一部)

人は自分の「知っていること」を基準にして物事を判断します。ある茶碗を見て、「これぞ名品だ!」と感じる人がいれば、何の反応もしない人がいます。
ある人にとっては大切なモノでも、他の人にとってはどうでもよいモノ。ある人にとっては大切な記憶が、他の人にはどうでもよい過去。そんなことがよくあります。人が「どうでもよい」と思うのは、それがどれだけ大切なものなのかを「知らない」からです。
「知っていること」が増えれば、その分だけ見えるものが増えます。「知ること」によって、私たちが、どれだけ大切なものに満ちあふれた素晴らしい世界に暮らしているかが見えてくるのです。
(写真は飛鳥寺境内に立つ案内板)

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2021.05