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ロシアの少子高齢化の現状について明らかにします。少子化を解消するためにロシアでどのような政策がとられているのでしょうか。子育て手当てのような財政的支援は充実しているのでしょうか。また、保育園には入りやすいのでしょうか。日本では育活をしないとなかなか保育園に入ることはできませんが、ロシアではどうでしょうか。また、日本では介護保険システムがあり、訪問介護やデイケアサービスを受けることができますが、ロシアでは高齢者の介護は誰が担っているのでしょうか。このようなことを学んでいきます。

旧ソ連では男女共に働くことが権利であり義務でした。そしてソ連は男女平等社会であると言われてきました。実際に女性の就業率は高く、労働を始めてから年金受給年齢に入るまで一貫して働き続けるというのが一般的なライフスタイルでした。しかし、働いていても家事、育児、介護を担っていたのは主に女性でした。1991年にソ連が解体してその状況はどのように変わったのでしょうか。旧ソ連諸国のジェンダーについて、就労状況や家庭における役割分担などから明らかにしていきます。

ロシアは「らしさ」を求める社会なのではないかと思います。例えば、「女らしさ」、「男らしさ」、「子どもらしさ」などライフスタイルにおける「らしさ」を求めているようです。また「らしさ」を大切にするロシアでは同性愛に対して非常に厳しい見方をする傾向にあります。そして見かけの装いの「らしさ」も非常に重要視すると調査を通して感じています。例えば「女らしい見かけ」、「男らしい見かけ」が美意識にも影響を与えていると思われます。ロシアの「らしさ」について、ロシア人の好むファッション、生活スタイル、同性愛への意識などから検討していきます。

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2023.03