研究内容を 大まかにまとめると

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私たちの研究室がある大学のキャンパスは北海道の大自然に囲まれています。ここ北海道には化粧品の素材として優れた可能性を秘めていながらも未利用であったり、その効能が十分解明されていない生物資源が豊富にあります。私たちはこれらの生物資源が持つ機能性を細胞レベルから検証し、化粧品素材として有効性の高いものを探索しています。これまでに、北海道の花に指定されているハマナスの果実には免疫力を高める効果があることや、エミューという鳥から取れるオイルには抗炎症効果や美白作用があることを明らかにしました。エミューオイルを配合したクリームや石鹸等の化粧品は企業と共同開発し、すでに販売もされています。

当研究室では、肌を清潔で健やかに保つためのスキンケア化粧品の開発を主に行っています。培養細胞を使った評価で皮膚への有効性が見られた生物資源を素材とし、機能性の高い化粧品の開発に取り組んでいます。主にクリームや乳液などの処方開発に取り組んでいるのですが、特にスキンケア化粧品は使い心地など、人間の感性に訴えかけることが大切です。製造した化粧品を実際に皮膚に塗布することで官能評価を行ったり、装置を使って伸びの良さやべたつき、硬さ等を数値化することで、より使い心地の良い処方を追求しています。

せっかく作った化粧品でも、何の効果もなければ意味がないですよね?私たちは皮膚の生理学に基づいて、製造した化粧品の評価も行っています。具体的には、処方開発した化粧品を実際にお肌に塗布し、皮膚からの水分蒸散量を測定したり、皮膚表面の構造を顕微鏡で観察することで肌質の測定をし、化粧品の塗布によるお肌の状態の変化を評価しています。このように、細胞から皮膚レベルの評価を行うことで、皮膚に効果のある機能性化粧品の開発につながる研究を行っています。

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2022.02