研究内容を 大まかにまとめると

研究内容を もっと詳しく!

病態解析学研究室では、陸上短距離選手の食事調査に加え、走能力の測定を行い、走スピード、パワー、筋力と関係する食品・栄養素は何か?を探って、ベストパフォーマンスを発揮できる栄養サポートをするための研究に取り組んでいます。また公認スポーツ栄養士の教員の指導の下、城西大学陸上競技部の栄養サポートを継続的に実施しており、今年で4年目。選手たちの体重や体脂肪量の測定と食事の調査をして、その結果を元に、どんな食事をどのくらい摂ると身体づくりが上手にできるのかを考え、選手たちに指導しています。

いま見えている健康・栄養問題は氷山の一角で、潜在していてまだ見えていない問題がたくさんあります。しかもそれらの問題はたくさんの要素が絡み合っています。その複雑でまだ見えていない問題を“見える化”するのに必要なのが、【疫学研究】です。病態解析学研究室では、日本の健康・栄養政策に役立たせるため、地理情報システムを用いて地域の抱える健康問題や地域格差を明らかにし、改善策を講じるための研究を行っています。
特に埼玉県の調剤薬局の分布格差などの研究に取り組んでいます。

●ロコモティブシンドロームによる廃用性筋萎縮の栄養成分改善効果
長寿大国日本の平均寿命の延伸は「ロコモティブシンドローム」や「サルコペニア」のリスクが高まります。これらの疾病に対する栄養成分による予防・改善策を講じるための研究です。
●歯周病や炎症性骨疾患に対するスダチ果皮特有フラボノイドsudachitinの抑制効果
管理栄養士養成課程で歯周組織の健康問題に取り組んでいる研究室は少ないですが、高齢者の栄養状態に影響を与える口腔・歯周組織の健康とQOL の維持向上に向けたポリメトキシフラボノイドsudachitin を用いた予防法確立を目指した研究に取り組んでいます。

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2024.03